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トイレットペーパー買占め騒動

 ないんです。
 店からトイレットペーパーが全て消えている。
 ショックだった。
 その昔、私が小学2年生だった時のオイルショックのことを思い出した。昭和48年第四次中東戦争を背景に、中東の原油価格の高騰により「紙が無くなる」という噂が流れ始め、日本各地でトイレットペーパーの買占め騒動が起こりました。
 母は心配し、うちも買ったほうがいいのではと、父に相談していたが、大丈夫だろうと楽観視していました。そうこうする内に洗濯洗剤も無くなり、スーパーのお一人様一個の広告の長い列に、小学2年の私も並ぶこととなります。
 いつも買えていた生活必需品がない、物不足の恐怖。明日からトイレはどうするの?洗濯は水洗いだけ?と、幼心に不安だったことを思い出しました。
 母から、トイレットペーパーがあと1ロールしかないから買ってくるように言われていた木曜日。買い物に行ったときは確かにあった。
 土曜日に店に行くとない。全然ない。
 1日で店頭から消えている。店から店へ5件ほど回ったが、どこにもない。どうしよう、困った。妹に連絡をし、トイレットペーパーを2ロール分けてもらうも、この事態でいつまでもつのか。
 精神的に疲れ、自宅へ車で帰ってきたら2時間経っていた。
 紙が無くなるかもしれないという集団心理による買い占め行動、物不足の恐怖がよみがえってきました。会社でそのことを話すと、心優しい同僚が2ロール分けてくれました。
 その5日後には店で売っていたと1パック買ってきてくれた同僚もいて、感謝で涙が出そうだった。それ程困窮していたのだ。
 母から「だから言ったでしょ。備えあれば憂いなしって。」と怒られる始末。買占めは本当に必要な人に物が回らなくなるのでいけないが、備えぐらいはしておかないと、と反省しました。
 思えば憂いばかりの私である。余裕を持たなければと遥か昔のことを思い出すとともに、自分に言い聞かせたのでありました。(弥)
 

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