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「アリの話」

 
大人になると月日が経つのを早く感じるとはよくいわれますが、本当に早いものでこの前生まれた娘も気がつけば今月で3歳になります。

つい先日、私のことを“パパ”と呼ぶようになったかと思えば、今となっては“お前”と呼んでくるし、毎朝保育園に連れて行くときも、他の子は親御さんとの別れ際に離れたくないと泣いている中、うちの子は別れるときに振り返りもしません。

「これが第一次反抗期というやつか…」と思いながら、日々子供の成長には驚かされています。

そんな娘もいろいろと興味があるものが出てきているらしく、最近はダンゴムシアリに熱中しYouTubeでダンゴムシとアリの動画ばかり見ています。

そんなある日、いつものようにテレビの大画面に映し出されるアリの大群を見つめる娘に私が話かけました。

「パパはね、アリさん食べたことあるんだよ…」

娘は目を見開き、驚きの表情で私の方をみながら

「どんな味したと?アリさんってどんな味したと?ねぇアリさんってどんな味したと?」

想像以上の食いつきに若干の恐怖を感じたのですが、ここで父親としての威厳を示し“パパ、パパ”と笑顔で駆け寄ってきたあの頃を取り戻すんだ!と思い、意を決して答えました。

「アリさんってね、めちゃくちゃしょっぱいからね」

娘はそれを聞いた瞬間、口を半開き、目玉は左右に動き、最終的には泣き叫び始めました。

後から分かったことなのですが、アリは絵本などで甘いものを運んでいる描写が多いので、「甘かった」という答えを期待していたようで、まだ3歳にもならない子供には“甘いと思っていたものが、しょっぱかった”という事実を受け入れられなかったようです。

その日は泣き叫ぶ娘に大量のアイスクリームを与え泣き止ませて事なきを得ましたが、父親としての威厳は取り戻すことはできませんでしたし、なぜかそれ以来アリを見たいとも言わなくなりました。

ちなみに、私がアリを食べたというのは小学校低学年のころガムに大量のアリがくっついているのに気が付かず、誤って口に入れてしまったからです。ただ食いしん坊で、お腹が減っていたからではありません。みなさんも放置しているガムを食べるときは1度全体を目視してから口に入れるようにした方がいいと思います。ほんとにびっくりするくらい、しょっぱいので(泰)



 
 

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